どうも、こんにちは。Hachiです。
今回は前回採卵した卵が孵化する前に、アマミマルバネ幼虫飼育用マットの作成をします。
このマットは初齢~2齢後期までの受け渡し的な用途で考えてます。
産卵セットを組んで卵は得られたものの、アママルは初齢がかなり弱いため、専用のマットが必要です。
実際、以前初齢幼虫を10頭購入した際は、うち6頭が初齢時点で死滅し、2頭のみ成虫になりました。(Uマット使用or熟成マルバネマットを使用,個別飼育)
原因は「マット」・「輸送中のストレス」・「温度」・「蒸れ」かと思います。
逆に2齢で購入した際は、5頭中4頭はよく育ちました。
初令がとにかく弱いです。
当時は実家で飼育していたこともあり、詳細なデータで記録してないため、推測に過ぎませんが、今回からはきちんとデータを記録していきます。
幼虫飼育はヤエマルとは数段難易度が違います。
国産マルバネの難易度だと、
チャマル>>アママル・ウケマル>オキマル>ヤエマル・ヨナマル
みたいですね。
同じアママルでも奄美大島産と徳之島産だと、徳之島産の方がやや簡単で大歯も出しやすいようです。
そこで卵が孵化する前に専用のマットを相当量用意しておきます。
使用マット | ドルクス佐賀WRマット4L+繭玉粉砕+赤枯れマット1L |
水分量 | 多め 中ケースに対して、600mlくらい |
作成日 | 2024.9.20 |
下準備
- 冷凍処理
- ふるいがけ
マットの冷凍処理は大体10日~14日くらい行います。
コバエや線虫は冷凍で大体2週間くらいないと死滅しないと言われています。
ダニは冷凍で死にますが、卵まで死滅させるのはなかなか難しいようです。
本来ならふるいがけは必要ですが、今回はもともと微粒子のマットを使用するため、このまま使います。
この作成したマットはそのまま使用するわけではなく、2ヶ月間熟成します。
混ぜるマット
3つのマットを同じ光加減で撮影しました。
こうしてみると、WRマットはRTN Uマットや月夜のきのこ園の完熟マット、フォーテックのヒラタノコマットと比べると熟成度は浅めですね。
今回は、混ぜて2ヶ月熟成させる前提なので完熟でなくても大丈夫です。
各マットの比較も今後やっていきたいですね。
経験上、アママルは3齢で継ぎ足しで使う分には熟成度の浅めだったとしても、問題はないかと思います。
熟成前マット
この作成したマットはそのまま使用するわけではなく、2ヶ月間熟成します。
これから寒くなる時期なので、部屋の中で暖かいところで寝かせます。
2ヶ月熟成なので11/20ごろ再度開けてみたいと思います。