ヤエヤママルバネ西表島再産卵セット 23.2.8

こんにちは、Hachiです。

以前組んだ産卵セットで産んでなかったため、ヤエヤママルバネクワガタ(Neolucanus insulicola insulicola)西表島産(以下ヤエマル)を再セットします。

使用マットドルクス佐賀 熟成マルバネマット100%
水分量多め

元々はこのマットはアマミマルバネの幼虫飼育用に使う予定でしたが、ヤエマルを確実に産卵させたいため使用します。

こちら5L 4,000円以上する高級マット。

マットはこんな感じ。めちゃくちゃ赤く、所々黒い粒がある。おそらくマルバネ系の糞。

バクテリアが死滅しないように冷凍処理はしていません。

握った時にやや汁が出るくらいまで加水。押し固めず、そのままフワッと載せる。

マルバネのメスは産卵時、自分でマットを固めていきマットがどんどん沈んでいくので目安として、印をつけておきます。

初ハンドペアリング

前回は交尾未確認だったため、こたつの中でハンドペアリング。

やはり、交尾完了後はオスはメスに攻撃的になります。

産卵の邪魔をしないように、メスのみ投入。

種親オスの観察

メスに比べてもかなり赤みの強い個体。累代していって、さらに赤みの強い個体にできたらと思います。

追記:2月16日 卵19個を確認

1週間経ちましたが、マットは1.5cmほど沈んでいました。

あまりいい色とは言えない卵

産卵セットから1週間後の2月16日。

卵19個を確認しました。

ただ、うち9個は中身が液漏れしていたり、形が潰れていたりしたので実質的には10個ほどしかまともに孵化できなさそうです。

マルバネ系は卵や初令で半分くらい落ちるため、この時点では5匹ほどが期待値ですかね。

一応、まだ元気なオスメス

追記:2月20日 13個 卵を回収

今回は4日ほどで割り出しました。

正常な卵は13個回収することができました。いずれも白い球になっていて孵化はできそうです。

綺麗な丸い卵
割れた卵:おそらくメスがやってしまったものと思われる。

追記:2月23日(木)正常な卵14個回収

追記:3月1日(水)正常な卵16個回収

追記:3月8日(水)正常な卵13個回収 ♀死亡

追記.2024.8.16 ついに羽化

卵から成虫まで1年6ヶ月くらいでした。

羽化個体を集計

管理番号雌雄サイズ羽化確認備考
IY(2)00158.92024.8.16人工蛹室
IY(2)00245.52024.8.29人工蛹室
IY(2)00352.42024.8.30人工蛹室ふせつ麻痺
IY(2)00449.32024.9
IY(2)00555.12024.9.上繭割
IY(2)00651.22024.9.上繭割
IY(2)00745.92024.9.15繭割
IY(2)00846.52024.9
IY(2)00946.12024.9.3人工蛹室
IY(2)0102024.9.20繭割
IY(2)01149.22024.9.20繭割-B品
IY(2)01243.92024.9.20繭割-シワあり
IY(2)01342.72024.9繭割
IY(2)014特大2024.9.22ハッチ待ち
IY(2)01560.22024.9.27羽化待ち(人工蛹室)
*IY(2)0162024.9上羽化不全羽パカ(人工蛹室)
*IY(2)017羽化不全脱げない(人工蛹室)
*IY(2)018羽化不全脱げない(人工蛹室)
IY(2)019♀?来期羽化?
IY(2)0202024.9.26ディンプル強め

羽化個体♂9♀7  不全個体♂2♀1

卵75(うち異常卵9)→羽化個体20頭(うち不全3,1)

このうち不全個体は人工蛹室にしなければ羽化していたと思います。

残念なことをしました。

それを踏まえて集計すると

羽化個体/正常卵

羽化率20/66*100≒30.3%

良い結果とは言えないですね。

反省点
  • 途中引っ越し等でストレスを与えた
  • 多頭飼育でスペースが足りなかった個体もいた
  • 初期にコタツ飼育で蒸れた
  • 2024初夏エアコンを切っている時があった(28度くらいまで上がってしまっていたかも)
  • 人工蛹室を過信した
  • 繭割をした(2頭くらい前蛹だったのがいる)
  • 初齢からUマットを使用した(これはどうだろう?)

卵採卵~羽化までの期間

最初の採卵が2023年2月16日ですので、来年羽化個体1頭を除けば、

589日(1年7ヶ月くらい)で羽化したことになります。

次からはどの程度で加齢するかも記録していきたいですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です